前記事で米ゼロクーポン債で儲けるのに、1つの覚悟と2つの条件をクリアする事が必要と書きました。
1つの覚悟、それは途中儲けが出なくても満期まで保有するつもりでいる事です。
そうすれば、満期までの途中債券相場があまりよろしくなくても、満期時には確実に額面金額になっている可能性が高いのです。
例外として発行体が財政破綻した場合、全額の償還は難しいのかもしれませんが米国政府という地球上最も強大と言っても過言ではない発行体を疑うなら、どこに投資をすればいいのか?
という事も言えると思います。
実例を1つ、今SBI証券で購入申し込みが出来る米ゼロクーポン債をチョイスしました。
2047年8月15日満期の米ゼロクーポン債です、残存期間(債券の満期までの期間)が約27.5年となっており、2020年から27年と半年で額面金額が償還される事がわかります。
次に購入出来る金額と量ですが、金額については単価を見ます。
今回の例では59.33%となっています、これは額面金額の59.33%で債券を販売しますよ・という事です、つまり100ー59.33%=40.67%引きでゼロクーポン債を販売しますよ
という事です!ワンダフルですよ!
(まあちょっと前は50%以上の割引もあったのですが、それでも魅力的な水準だとは思います)
債券の価格はわかったので(額面金額✕0.5933)次に最低購入金額をチェックします
販売単位、という所ですね。
販売単位 100米ドル以上、100米ドル単位となっています、これは勘違いしやすいのではないかと思うのですが
最低100米ドル必要、ではないのです。なぜかというとゼロクーポン債の場合、額面金額から割引が効いた金額で債券が買えるからです。
この例では額面金額100ドルのゼロクーポン債が59.33%の単価で販売されている、という事がわかっています。つまり59.33ドルあれば、(額面金額として)100ドルのゼロクーポン債を買えるのです。
素晴らしい敷居の低さですね、後買い増しがしたければ100米ドル毎上乗せするのではなく、59.33米ドル上乗せしていけば額面金額100米ドルのゼロクーポン債を追加購入する事が出来ます。
で、肝心のリターンですが理論上は59.33ドルで未来の100ドルを買えるので
100-59.33=40.67
40.67/59.33*100≒68.55%のリターンが満期まで保有すれば(為替レートは未調整)で手に入ります。
これだけのリターンが(長期保有と引き換えにとはいえ)米ドルベースで約束されているのは、客観的に考えれば凄い事なんですよ。
募集画面のスクショでは利回り(税引前)が1.908%となっています、一見年にこれだけの利率で68.55%のリターンになるのか?27.5年後に59.33ドルが100ドルになるのか?という感覚になります、では計算してみましょう。
59.33ドルで額面金額100ドル、利率1.908%のゼロクーポン債を購入してから満期までのドルベースでの推移を表にしました。
1.908÷100=0.01908+1=1.01908をひたすら前年の金額に掛け合わせていきました、確かに満期の27年+ちょいで59.33ドルが100ドルになる=68.55%のリターンになります。
ただしこれは満期まで保有を続けた場合のシュミレーションです、実際はもっと柔軟な運用が出来るハズなのですが
一番最初の入り口としては「途中債券価格が下がっても、最終的にはこういう額面金額に収まってくる」
それを信じて、長期保有前提で購入する、長くなりましたがこれが今回の記事のタイトルにある「1つの覚悟」になります。
後2つ米ゼロクーポン債投資を確実にするための2つの条件については、別記事にて更新したいと思います。
1つの覚悟、それは途中儲けが出なくても満期まで保有するつもりでいる事です。
そうすれば、満期までの途中債券相場があまりよろしくなくても、満期時には確実に額面金額になっている可能性が高いのです。
例外として発行体が財政破綻した場合、全額の償還は難しいのかもしれませんが米国政府という地球上最も強大と言っても過言ではない発行体を疑うなら、どこに投資をすればいいのか?
という事も言えると思います。
実例を1つ、今SBI証券で購入申し込みが出来る米ゼロクーポン債をチョイスしました。
2047年8月15日満期の米ゼロクーポン債です、残存期間(債券の満期までの期間)が約27.5年となっており、2020年から27年と半年で額面金額が償還される事がわかります。
次に購入出来る金額と量ですが、金額については単価を見ます。
今回の例では59.33%となっています、これは額面金額の59.33%で債券を販売しますよ・という事です、つまり100ー59.33%=40.67%引きでゼロクーポン債を販売しますよ
という事です!ワンダフルですよ!
(まあちょっと前は50%以上の割引もあったのですが、それでも魅力的な水準だとは思います)
債券の価格はわかったので(額面金額✕0.5933)次に最低購入金額をチェックします
販売単位、という所ですね。
販売単位 100米ドル以上、100米ドル単位となっています、これは勘違いしやすいのではないかと思うのですが
最低100米ドル必要、ではないのです。なぜかというとゼロクーポン債の場合、額面金額から割引が効いた金額で債券が買えるからです。
この例では額面金額100ドルのゼロクーポン債が59.33%の単価で販売されている、という事がわかっています。つまり59.33ドルあれば、(額面金額として)100ドルのゼロクーポン債を買えるのです。
素晴らしい敷居の低さですね、後買い増しがしたければ100米ドル毎上乗せするのではなく、59.33米ドル上乗せしていけば額面金額100米ドルのゼロクーポン債を追加購入する事が出来ます。
で、肝心のリターンですが理論上は59.33ドルで未来の100ドルを買えるので
100-59.33=40.67
40.67/59.33*100≒68.55%のリターンが満期まで保有すれば(為替レートは未調整)で手に入ります。
これだけのリターンが(長期保有と引き換えにとはいえ)米ドルベースで約束されているのは、客観的に考えれば凄い事なんですよ。
募集画面のスクショでは利回り(税引前)が1.908%となっています、一見年にこれだけの利率で68.55%のリターンになるのか?27.5年後に59.33ドルが100ドルになるのか?という感覚になります、では計算してみましょう。
59.33ドルで額面金額100ドル、利率1.908%のゼロクーポン債を購入してから満期までのドルベースでの推移を表にしました。
1.908÷100=0.01908+1=1.01908をひたすら前年の金額に掛け合わせていきました、確かに満期の27年+ちょいで59.33ドルが100ドルになる=68.55%のリターンになります。
ただしこれは満期まで保有を続けた場合のシュミレーションです、実際はもっと柔軟な運用が出来るハズなのですが
一番最初の入り口としては「途中債券価格が下がっても、最終的にはこういう額面金額に収まってくる」
それを信じて、長期保有前提で購入する、長くなりましたがこれが今回の記事のタイトルにある「1つの覚悟」になります。
後2つ米ゼロクーポン債投資を確実にするための2つの条件については、別記事にて更新したいと思います。
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